タイの病院で予防接種を受ける

タイに長期滞在する際には、A型肝炎・B型肝炎・破傷風の予防接種が強く推奨されています。また狂犬病と日本脳炎の予防接種は、滞在先や流行の状況に応じて推奨されます。狂犬病は発症の可能性は低いですが、致死率が高いため要注意です。また日本脳炎は北部の農村地帯などで流行が見られます。

このほか季節により、インフルエンザや腸チフスなどの予防接種をしておいたほうが良い場合もあります。予防接種は基本的に日本で受けるのが安心と言えます。しかし中には長期間にわたり、複数回の注射をしないと効果を発揮しない予防接種もあります。赴任のスケジュールなどの関係で、予防接種が完全に終わらないうちに、タイへ渡航しなければならないこともあるでしょう。

そのようなときには、タイの病院で予防接種を受けることもできます。タイの一般的な私立病院では、日本や欧米諸国から輸入したワクチンを使っているため、品質面での心配はないと言ってよいでしょう。ストックも十分にあって、何か月も前から予約する必要はありません。料金は病院によって異なりますが、サービスの良い大病院でなければ、日本より安く済む場合もあります。

ただし複数回の接種をするとき、種類の異なるワクチンでは問題が出る可能性もあります。タイの病院で採用しているワクチンは、日本とは異なることが多いので注意が必要です。こうした場合には、日本では何もせず全部現地で接種するという方法もあります。

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