タイの病院でエイズ検査を受ける

タイは風俗産業が盛んな国と考えられ、それを目的に訪れる方も数多くいます。また純粋に仕事が目的で滞在していても、誘惑に引っかかってしまうことがあるでしょう。風俗業に付き物といえるのが性感染症であり、なかでも恐ろしいのがエイズです。タイでは1980年代後半から爆発的な流行を見せ、現在では約100万人の患者がいると推計されています。

政府も風俗産業に対して厳しい取り締まりを行なっており、流行は下火になりつつありますが、まだまだ安心することはできません。エイズは感染力が非常に弱く、血液感染や母子感染を除けば、性交渉以外では感染しないとされています。しかしタイのウイルスはエイズの中でも感染力が強いタイプと言われており、注意を怠ってはいけません。またエイズは感染から数週間は検査しても確認できず、数年間は症状の出ない時期が続きます。

心あたりがある人は、症状がなくても病院で検査を受けることが重要です。タイの病院でも、日本と同じようにエイズ検査を受けることができます。匿名での検査も可能で、原則として結果は翌日に判明します。プライバシー保護のため、電話やメールで結果を通知することは禁止されており、本人が病院に行って確認するのが通常の方法です。

エイズは一日も早く発見することが、治療効果のアップや二次感染の防止に繋がります。現地滞在中に危険な行為をしてしまったら、迷わずに病院で検査を受けることをお勧めします。

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